本当に電子書籍2年目は来るのか

電子書籍の展望

現状の電子書籍はなんか全体定期に的外れというか、書籍をただ電子化すればいいみたいな雰囲気になってる。
書籍を電子化して嬉しい人なんて一年に100冊以上本を読んでて、いつも本持ってないと死ぬ!!という人ぐらいなんじゃないかな。それ以外の人はわざわざ高い電子書籍リーダー買ってまで読まないと思う。
私もここまで書いといてiPadGalaxy Tabなんて持ってないし買おうとも思わない。

注目すべきはkindleの文章のアンダーラインを他人と共有できるポピュラーハイライト機能や、コメントやハイライト、アンダーラインを共有できるiPadのビュワーアプリQlippy、書籍の上にレイヤーを重ねて様々な情報を加えられるLayered Readingのような方向なんじゃないかと思う。

世の中にはソーシャルリーディングなんて言葉があるよね、でも現状はツイッターハッシュタグ付けて一緒に読んでる感をだしてるけど、正直あれは無理があると思うんだよね。これからのホットワードはほんとうの意味でのソーシャルリーディングだと思う。

電子書籍だからできる本の付加価値をどういった方向に向けていけるかが、電子書籍2年目として踏み出していくためのキーになるんじゃないかな。
女性向け官能小説、英国ではついに電子書籍版が紙書籍版の売上を突破かなんて記事があるけど、現在の電子書籍ってこういう面にしか需要が無いと思うんだよね、正直。あとはとらのあなみたいに絶版や手に入りにくい同人誌なんかを電子書籍にするってのも上手いよね。


でもやっぱり電子書籍2年目は、今まで一人で楽しむための本という媒体にどれだけの付加価値が付けられるか、それが重要なんじゃないかな。


誰かkindle買って☆ミ